◆シトリン(Citrine)(和名:黄水晶)◆
11月の誕生石、乙女座の守護石


 11月の誕生石で、宝石言葉は、活力、希望。語源は、フランス語「シトロン」(黄色)。
 シトリンはクォーツ(水晶)の仲間で、水晶にわずかな鉄分を含むことによって、黄色となります。聖書にも登場する由緒のある宝石ですが、天然ではめったに産出せず、市場に出回っているシトリンのほとんどは、アメジスト(紫水晶)をゆっくりと熱処理して作られます。シトリンは安価で割れにくいことから、おもに貴重で高価なトパーズ(黄玉石)のイミテーション(模造品)として使用され、そのためか、トパーズと同じ11月の誕生石となっています。
 シトリンとトパーズはちょっと見た目では、区別が付きにくく、同じ物と誤解されることが多々あります。例えば、「シトリン・トパーズ」や「ブラジリアン・トパーズ」という名称で呼ばれたりしますが、もちろんこれはトパーズではなくシトリンです。
 産出国は、ブラジル、スペイン、マダガスカルなどです。

化学組成SiO2
硬度7
比重2.65


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