◆にかほ市(秋田県)◆

2010年10月2日(土)撮影
◎九十九島・八十八潟◎
紀元前466年の鳥海山の山体崩落によって発生した流れ山が日本海に流れ込み、浅い海と多くの小さな島々が出来上がった。やがて堆積作用の結果、浅海は砂 丘によって仕切られて潟湖が出来た。そして小さな島々には松が生い茂り、風光明媚な象潟の地形が出来上がった。江戸時代までは、九十九島・八十八潟が景勝 地となり、「東の松島 西の象潟」と呼ばれ、松尾芭蕉の『奥の細道』(1689年)でも「松島は笑ふが如く、象潟は憾(うら)むが如し」と評され、「象潟や雨に西施がねぶの花」と詠まれた。
しかし、1804(文化元)年の象潟地震で海底が2mほど隆起し、陸地化した。その後、本庄藩(六郷家)によって水田開発が推し進められ、島だった山の切り崩しなどをしようとしが、蚶満寺第二十四世の覚林の反対によって今に残る景観が残された。

◎鳥海山◎
山形県と秋田県に跨がる標高2,236mの活火山。出羽富士(でわふじ)とも呼ばれる。ちなみに山形県の最高峰でもある。

◎日本海◎
日本海の夕焼け。地平線上にうっすらと見える島は「飛島」といい、山形県酒田市に属し、人口250人ほどの有人島。
鳥海山の山頂が噴火によって吹き飛んで飛島になったという説があるそうです。

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