◆広島市(広島県)◆
(2010年2月15日(月)撮影)

広島は、広島県の県庁所在地である。中国四国地方で最大の人口を有する。広島市の歴史は、戦国時代に毛利輝元によって1589年に広島城が建設されたことに始まる。江戸時代には広島藩42万石の城下町として藩主浅野氏の下で発展する。明治時代には陸海軍の拠点が集中する軍事都市となり、日清戦争では大本営が置かれて帝国議会が開かれるなど、臨時的な首都機能を担ったこともある。
しかし、太平洋戦争中の1945(昭和20)年8月6日に世界史上初めて核兵器によって爆撃され、一瞬にして廃墟と化した。戦後は平和都市として復興し、1980年には政令指定都市となるなど著しい発展を遂げた。人口は1,171,645人(2010年現在推定人口)。



「原爆ドーム」として知られている建物。原子爆弾投下当時は、「広島県産業奨励館」と呼ばれていた。当時建物内にいた職員など約30名は、熱線と爆風により全員即死したと推定される。

元安橋。T字型の珍しい橋であり、原子爆弾投下の際には、目標にされたといわれる。

広島市民球場

爆心地。原子爆弾は当時島病院の上空約580mで炸裂したと推定される。現在は、島外科内科が建っている。

爆心地から西南へ170mに位置する広島市レストハウス。1929(昭和4)年に大正屋呉服店として完成。1944(昭和19)年県燃料統制組合に買収され、燃料会館と呼ばれた。原子爆弾投下当時は37人の職員がいたが、地下にいた1人を除きすべて死亡している。その後もこの建物は使用されている。

原爆死没者慰霊碑。真ん中に原爆ドームが見える。

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