国鉄ED22形電気機関車

 ED22は、信濃鉄道(現在のJR大糸線)が1926(大正15)年にアメリカで製造され、翌1927(昭和2)年に輸入したウェスチングハウス社製電気機関車がもとなっている。3両が在籍し、後に1937(昭和12)年に国鉄に買収・国有化されED22形となり、引き続き大糸南線と改称されたこの路線で活躍。1943(昭和18)年からは飯田線で活躍した。

 このED221は1948(昭和23)に廃車後、西武鉄道に売却され、1950年(昭和25)年に近江鉄道へ、さらに1960(昭和35)年には一畑電気鉄道へ譲渡された。一畑電鉄の貨物営業廃止後の1974(昭和49)年には弘南鉄道へと移った。その他の2両は、ED222は三岐鉄道に、ED223は松本電鉄ED30とそれぞれ活躍後廃車され、現在でも保存されるが、稼働状態にあるのはこの1台だけである。
2010年2月27日(土)撮影(弘南鉄道大鰐線大鰐駅)
2012年11月10日(土)撮影(弘南鉄道大鰐線津軽大沢車両区)

左から弘南鉄道6000形(2両)、弘南鉄道7000形、ED22形

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