キハ40系(キハ40形、47形、48形)気動車(磐越西線)
(JR八戸線、只見線、烏山線などで運用中)

◆2013年6月8日(土)〜6月9日(日)撮影
<概要>
 キハ40系(キハ40形、47形、48形)は、老朽化したキハ10系などの旧型を置き換えるために1977(昭和52)年に登場した車両。1982(昭和57)年までに総計888両が製造され、北海道 から九州まで全国各地の非電化路線に投入された国鉄末期を代表する車両。現在も第一線で活躍しているが、国鉄分割民営化後は、各社ごとに使用線区の事情に応じて改造がきめ細かく実施されている。特に大型の車体の割にエンジンが弱いため、エンジンの換装が行われた車両が多い。

 基本的には、両運転台(キハ40形)、片運転台・両開き扉(キハ47形)、片運転台・片開き扉(キハ48形)、エンジンが高出力に改造された車両(JR九州の キハ147)などに分けられ、更に暖地用、寒地用、酷寒地用、トイレの有無などの区分がある。

 また、各社ともジョイフルトレインへと改造して運用されている車両も多い。例えばJR東日本では八戸線の「うみねこ」(キハ40形の軽微改造)、東北本線・陸羽東線の「みのり」(キハ48形の改造)などがある。またJR北海道では宗谷本線の急行「宗谷」「利尻」用(キハ400形 現在は引退)と急行車両として使用している例も見受けられる。

 現在でも多く使用されているが、事故や災害や経年劣化、地方路線の運用見直し、またより高性能で維持費がかからない新型気動車への置き換えにより、廃車や保留車が発生しているという。

※(参考)キハ40形、キハ47形、キハ48形の違い
キハ40 両運転台 扉が片開き
キハ47 片運転台 扉が両開き
キハ48 片運転台 扉が片開き
東北色

キハ40形(磐越西線 郡山〜新津)(1)
(2013年6月8日(土) 塩川駅にて撮影)

キハ40形(磐越西線 郡山〜新津)(2)
(2013年6月8日(土) 塩川駅にて撮影)
新潟色(新旧)

キハ40形(磐越西線 郡山〜新津)(3)
手前が新潟色、後ろが新新潟色
(2013年6月8日(土) 尾登駅にて撮影)

キハ40形(磐越西線 郡山〜新津)(4)
新新潟色
(2013年6月8日(土) 尾登駅にて撮影)

キハ40形(磐越西線 郡山〜新津)(5)
手前が新新潟色、後ろが新潟色
(2013年6月8日(土) 尾登駅にて撮影)

キハ40形(磐越西線 郡山〜新津)(6)
新潟色
(2013年6月9日(日) 五泉駅にて撮影)

キハ40形(磐越西線 郡山〜新津)(7)
青のラインが新潟色、赤のラインが新新潟色
(2013年6月9日(日) 新津駅にて撮影)
首都圏色

キハ40形(磐越西線 郡山〜新津)(7)
首都圏色
(2013年6月9日(日) 五泉駅にて撮影)

キハ40形(磐越西線 郡山〜新津)(8)
首都圏色(左)+新潟色(右)
(2017年10月8日(日) 会津若松駅にて撮影)

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