白棚線(福島県)
その2(旧桧木バス停〜旧金沢内駅跡)


◆2014年9月14日(日)撮影
(各項目をクリック) 4.旧梁森駅跡〜黄金川橋梁とバス専用道区間
(2014年9月14日(日)撮影)
1.旧磐城棚倉駅跡〜旧桧木バス停)
(2013年2月10日(日)撮影)
5.松上バス停〜温泉口バス停
(2014年9月14日(日)撮影)
2.旧桧木バス停〜旧金沢内駅跡
(2014年9月14日(日)撮影)
6.谷中バス停〜関辺バス停
(2014年9月14日(日)撮影)
3.下羽原バス停〜高木バス停
(2014年9月14日(日)撮影)
7.旧関山口駅跡〜白河駅
(2013年2月10日(日)、2014年9月14日(日)撮影)

国土地理院発行地形図5万分の1地形図(棚倉)(平成15)を引用
D旧バス専用道
浅川口〜桧木〜金山沢区間は1999(平成11)年7月15日の路盤崩落により休止され、2000(平成12)12月2日に正式に廃止となりました。

この旧桧木バス停〜旧金沢内駅跡間のバス専用道は現在廃止されています。

振り返ると、国道289号線の赤館大橋が見えます。

この先旧バス専用道が続きます。
比較的荒廃が進んでいないのは、生活道路として使用されているのかもしれません。実際、草刈りがされていて手入れがされていました。

振り返ると先ほどの赤館大橋が見えます。

「国鉄バス」の視線誘導標。

石垣が見えます。鉄道由来のものでしょうか?

鉄道時代の遺構は、バス専用化によってほとんど残されていませんが、数少ない遺構として知られているのがこのレンガ積みの水路橋です。

レンガ積みのしっかりとした水路です。

なぜかガードレールが倒されていました。

今はなかなか見ることがない「警笛鳴らせ」の標識。

裏を見ると
「設置者:日本国有鉄道 関東地方自動車局」
「設置年月:昭和55年12月」
とあります。

ガードレールを見ると、支柱が四角柱になっています。これは古いタイプのもので非常に貴重なものだそうです。

緩やかなカーブが鉄道時代の路線を彷彿とさせます。

ここが終点。土砂が道路を覆っています。
E

磐城棚倉方面
ガードレールと土砂で完全にふさがれています。

白河方面
この先、金沢内集落へと続きます。ちょっとの距離でしたので調査したかったんですが、藪がすごかったので断念しました。
F金沢内集落

先ほどのバス専用道はここに繋がっています。この先、バス専用道は現在の国道289号線に転用されています。

別方向から撮影。バス専用道は写真左のミラーポールから右の水色の建物に伸び、現在の国道289号線に転用されています。左手前からまっすぐの道路は国道289号線の旧道。

左の建物に沿ってバス路線化時に道路化されずにそのまま路線跡として残されていました。

さらに近づくと、草に覆われてわかりませんが、鉄道時代の路盤跡が残されています。バス路線化のさいに道路に転用されずそのままになった唯一の場所とのことです。
G旧金沢内駅跡(金沢内バス停)
開業:1916(大正5)年10月8日
廃止:1944(昭和19)年12月11日(鉄道駅として)
かつての金沢内駅と同一地点に設置されており、停車場中心も定められたが、その後国道289号の道路改良に伴い一般道路に転用されているため、鉄道時代の痕跡はほとんどない。ただし、JRバス関東白棚線の金沢内停留所はかつての金沢内駅と同一地点に設置されている。

白河方面行きバス停
バス停と左には公園があります。この公園はかつての駅前広場だったんでしょうか?

磐城棚倉方面行きバス停

白河方面

磐城棚倉方面

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